「臨死!!江古田ちゃん」などの作品で知られる漫画家の瀧波ユカリさん(37)が、自らの子育てについてツイッター上で紹介したところ、共感の声が相次いで寄せられている。
「あのさ自分の機嫌は自分で直すんだよ」。自分の娘がムスッとした顔で出てきたとき、瀧波さんは、こう呼びかけたそうだ。
娘は、「今知ってよかった...」と素直に告白
「誰か私の機嫌直して!みたいな態度は人を嫌な気持ちにさせるよ」。瀧波さんは、娘を諭すとともに、こうも呼びかけた。
「でも君はラッキーだ、なぜならこのことを今知ることができたから。お母さんは気付くまで時間かかった。死ぬまで自分の機嫌を直せない人もいるぞ」
この言葉に、娘は、「今知ってよかった...」と素直に告白したそうだ。
瀧波さんがそのやり取りを2018年2月14日にツイートで紹介すると、大きな反響を呼んだ。15日昼過ぎ現在で、「いいね」がなんと20万件以上も付いており、その多くが共感する声だ。
「機嫌が悪いかどうかは自分の責任ですからね。他人とはぶっちゃけ関係ない」
「一回イライラすると止まらない時があります......何をぶつけてもおさらまなくて」
「私も今知ることができてよかったです」
「あらためて気付かされました!ありがとうこざいます」
一方で、「うちの娘にゆうたら 余計 機嫌悪くなりそう。。。」「自分で直す、だけだと、我慢と直すをはき違えて、感情を抑圧したりするのでは?」「最後は自分のことが良くわからなくなってしまいます」といった指摘もあった。
これに対し、瀧波ユカリさんは、「感情の表出を否定しているわけではありませんよー」と説明し、こう付け加えた。
「言いたいことがあるなら言う、それができるようになれば」
「『だれか私の機嫌を直して!』という態度をやめ、機嫌を直し、言いたいことがあるなら言う、それができるようになればよいと思っています」
瀧波さんは、さらにツイートで言葉を継いだ。
「感情を爆発させて、たくさん泣いたり叫んだりするのは良いことって考えもあるけど、私はそれをするなら最終的にはその感情をちゃんと『自分はこういう理由で悲しかった』って言葉にしたほうがいいと思う。自分の心や他者にそれを伝えるところまでがワンセット。感情を言葉に変えると心が整理されるから」
そして、母親の自分にも言い聞かせるように、こうも言っている。
「例えば子供がいいつけを守らない時『もー!なんでさっき言ったのに片付けてくれないの!?』ではなく『さっき私は片付けてって言ったのに、それを聞き流してそのまま遊んでるように見える。だからびっくりしてるし、悲しくもある』と言うと、何が問題なのか子供はすぐ気付くし話し合いに移行しやすい」
「言いたいことを落ち着いて伝えるよりも感情を高ぶらせて伝えるほうがわかってもらえるって昔は思ってた。ドラマみたいに『好きです!』って叫んだり『最低!』って怒鳴ったり。でもそれで相手に伝わるのは言った内容じゃなくて『この人感情高ぶってるな』なんだよね。言われる側になるとそれがわかる」