展示の下町ボブスレーから「スポンサーのステッカー」消える 「ジャマイカ騒動で撤退説」は本当?担当者に聞いた

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

騒動後、スポンサーからは「温かい言葉」も

   担当者は「スポンサー企業の皆様は資金提供だけでなく、運用のノウハウなども含めて提供いただいています。今回のジャマイカチームの話があってもプロジェクトから下りるということはなく、何社からは『大変だと思うが五輪を目指して続けてほしい』と温かい言葉をいただいています」と関係は変わらないと話す。なお、展示されているボブスレーは旧型モデルという。

   下町ボブスレーの構想は2011年にスタート。16年1月にジャマイカのボブスレー連盟が採用を決定し、17年11月には「10号機」を使用した同国女子チームが北米杯で銀メダルを獲得するなど好成績を収めてきた。

   だが、平昌五輪直前に使用拒否。ラトビアのBTC社製ソリと比べ、ジャマイカ連盟側が性能や安全性に疑問符をつけていることも報じられた。

   こうした経緯からインターネット上では「下町ボブスレーはおとなしく引き下がれ。あまりに無様でみっともない」「むしろジャマイカに謝らなきゃな」「技術力のある下町のおっちゃんを神格化しすぎた」などと批判の書き込みが殺到する事態となっている。

   下町ボブスレー側は5日に会見を開き、7日には公式サイトでも「ソリ開発・貸与の契約解除および損害賠償請求の法的措置を取る手続きを進めます」と声明を発表。ただ法的措置はあくまで「予告」であり、「これまでの経緯を思い出し原点に戻り、下町ボブスレーを使ってもらうことに立ちかえってもらうことを促すものです」といった内容も書かれている。

   担当者は取材に対し、「ジャマイカチームの皆様は世界を転戦しながら日本の下町ボブスレーチームを訪れた時、『家に帰ってきたようだ』と涙を流してくれたこともあります。2年以上かけ、お互いに信頼関係を築いてきたと思っています。会見とウェブサイトの説明もジャマイカに振り向いてほしくて出した次第です」と話す。

姉妹サイト