女子ジャンプ伊藤に「人を思いやる心はメダル級」 試合後インタビューが泣ける

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   2018年2月12日、平昌冬季五輪・第4日目に、スキー女子ジャンプノーマルヒルが行われた。

   高梨沙羅選手(21、クラレ)が銅メダルを獲得し、日本中が歓喜に沸いた。そんな中、同種目で9位の成績を収めた伊藤有希選手(23、土屋ホーム)に対し、「人間性にとても感動した」「なんていい子なんだろう」とSNS上で絶賛されている。

  • 伊藤有希選手(画像は「全日本スキー連盟」公式サイトより)
    伊藤有希選手(画像は「全日本スキー連盟」公式サイトより)
  • 伊藤有希選手(画像は「全日本スキー連盟」公式サイトより)

9位の結果に「4年前よりも悔しい」

   高梨選手とともに2014年のソチ冬季五輪に出場し、今大会のメダル候補として注目されてきた伊藤選手。ソチでは同種目で7位入賞、今18年の1月21日に山形県・蔵王で行われたワールドカップ・個人第8戦では2位になり、3位の高梨選手を上回った。

   今大会では実力を出し切れず、9位に終わった。それでも高梨選手がメダルを決定づける会心のジャンプを決めると、真っ先に駆け寄りハグをした。

   NHKで放送された試合後のインタビューでは、目に涙を浮かべながら「この4年間は本当にたくさんの人に支えて頂いてきたんですけど、その方たちの笑顔が見たくて、そういうジャンプがしたくてここに来たんですけど、それができなくてすごく残念です」と悔しさをにじませた。

   「伊藤さんを中心に、みんなで成長できた4年間だったと思うんですが、どうですか?」と聞かれると

「中心は私じゃないですけど、でも今日こうして沙羅ちゃんがメダルを獲れましたし、日本チームで戦った試合だったと思います」

と苦笑いしながら答えた。さらに、高梨選手にどんな言葉をかけたかを聞かれると、

「本当におめでとうという風に言って、4年前沙羅ちゃんもすごく悔しい思いをしてこの4年間過ごしてきたと思うので、それを見てきたので、メダル獲れてすごいよかったなと思います」

と、高梨選手を称えた。最後に自身の思いを聞かれると

「4年前よりも悔しいですね」

と悔しさをあらわにした。

姉妹サイト