早くも進出を決めた英国
1月13日のフォーラムで、如是金融研究院の院長でチーフエコノミストの管清有氏は次のように予測した。
「今後5~10年で、雄安新区が固定資産投資のピークを迎える」
関係者によると、北京と雄安を結ぶ直通列車、都市間鉄道、路線バスが2018年に開通する見込みだ。
上述した呉海軍副主任は、次のように雄安新区の産業を描いている。
「将来、雄安新区はビッグデータやクラウドコンピューティング、AI(人工知能)などの新技術を導入し、スマート化のインフラ建設を強化し、多岐にわたってスマート化サービスを提供する」
北京などの企業の間では、雄安建設に参与し、雄安で経営を展開しようという積極的な意欲も高い。
深センのすぐ隣には香港があり、深センの発展によって香港の受けた恩恵について英国はどの国より肌で感じていただろう。今回の雄安新区建設にいち早く態度を表明した背景には、それがあったとも思われる。
さて、日本はこの中国の新たな変化をどう見て、どう行動していくだろうか。
(在北京ジャーナリスト 陳言)