開幕後も相変わらず、競技よりも「政治的」な動きに注目が集まり続ける平昌(ピョンチャン)五輪に、ダウンタウンの松本人志さんが新しい呼び名を提唱した。
2018年2月11日の「ワイドナショー」(フジテレビ系)の五輪特集では、ゲスト出演した国際政治学者・三浦瑠麗さんらが、五輪の政治ショー化の背景を解説した。
三浦瑠麗さんも思わず笑う
北朝鮮が金正恩委員長の妹・金与正氏を特使として送り込み、韓国側も文在寅大統領が与正氏と笑顔で握手、さらにはともにアイスホッケー・南北合同チームの試合をそろって観戦するなど、平昌五輪を舞台に、韓国・北朝鮮の「融和」ムードの演出が続いている。
三浦さんはその裏には、韓国国民の北朝鮮への同朋意識、そして「歴史的な業績をやりたいという文在寅さんの思惑」などがあり、結果的に北朝鮮による「棍棒外交」が奏功してしまっている、と説明した。
松本さんは終始、三浦さんの説明を渋い顔で聞いていたが、不意にこう口を開いた。
「だから僕は、本当にこれは平昌オリンピックなのかと、平壌(ピョンヤン)オリンピックじゃないのか、と思っていたんですが――さらに突き詰めて考えたら『文(ムン)ちゃんオリンピック』だよね」
五輪が文ちゃん、つまり文在寅氏の実績作りのための舞台になってしまっているのではないか――「文ちゃんのためにみんなやってるみたいな......文ちゃんの点数集めのためにやってる感じがしてね」というわけである。
これには、スタジオが大笑いに。三浦さんもつられるように笑顔を見せた。松本さん自身このフレーズが気に入ったのか、その後も共演者が「平昌五輪」と言いかけると、「文ちゃんオリンピック、ね」とわざわざ「訂正」する場面も。
視聴者からも、「美味い!w w w さすがだね」「言い得て妙」「ムンちゃんオリンピックは草」など、この新ネーミングを評価するツイートが多く上がっている。