「(若い男性の)優先席使用に腹が立った」 刺傷事件に「怖い」「呆れる」――背景に「譲る」意識の低下も

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過去にも「包丁で襲いかかる」事件

   また、15年6月には、首都圏を走るJR京浜東北線で、71歳男性が、優先席で隣り合わせた50代男性がタブレット端末を使っていることに腹を立て、口論となって包丁まで持ち出し、襲い掛かった。50代男性にけがはなかったが、容疑者は銃刀法違反の疑いで逮捕された。当時、朝のワイドショーでも取り上げられた。

   同じ15年では1月にも、相鉄線の横浜市内の駅ホームで、61歳のアルバイト男性警備員が、ドアが閉まらないよう立ちふさがったとして、威力業務妨害の疑いで逮捕された。容疑者が、車内の優先席に座ってスマートフォンを操作していた若い女性に怒鳴り声を上げ、「降りろ」と叫んでいたという。読売新聞などが報じている。

   実際、優先席の優先対象ではないものの優先席に座る人は、結構いるようだ。「NEWSポストセブン」サイトが17年12月7日に配信した、「女性セブン」読者へのアンケート結果(回答472人、全国の20~70代男女)の記事を見ると、電車の優先席が空いていた場合、「座る」派が64.8%と6割超えの多数派だった。

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