アップル・デイリー「政治的干渉があるのか」
台湾大手紙の自由時報は、宛名は掲載から1時間半ほどで消えたと指摘。「中国の圧力が疑われる」とした。アップル・デイリーは、日本が被災地を支援していることに触れながら、「政治的干渉があるのか」とした。
この宛先の件を差し引いても、日本政府の台湾に対するメッセージの発信は異例の規模だ。首相官邸はツイッター、インスタグラム、フェイスブックの3つのSNSを使って、安倍首相による「台湾加油(頑張れ)」の毛筆つきで、日中2か国語を発信。これに対して、普段は英語でしかツイートしない蔡英文氏が日本語で
「安倍首相からのお見舞いは、まさかの時の友は真の友、まさにその通りです。このような困難な時の人道救助は正に台日双方の友情と価値観を体現するものだと思います」
と返信した。さらに安倍首相は個人アカウントで、日中2か国語で
「親愛なる台湾の皆さん、日本は常に皆さんと共にあります」
とした。これらのやり取りは台湾メディアでも好意的に報じられている。