「協会への義理を欠く行為につながると思いました」
ツイッターやインターネット掲示板では
「悪いこと言ってない」
「そうそう 貴乃花がだんまり決め込んでるからこんな憶測が憶測呼ぶ状況になったんだろ」
と高木さんの考えに賛同する声もあるが、
「全く賛同できません。高木さんは貴乃花親方の説明をちゃんと聞いたのでしょうか?」
「インタビューちゃんと観たか?ホントに呆れた」
「特番すら見ていないであろう高木美保さん これまでの議論をリセットして質問するどっかの野党みたい」
といった反発も多かった。
7日のインタビュー番組で貴乃花親方は、メディアに口を開かなかった背景も述べている。繰り返されたのは「当局に委ねていたこと」と「協会員としての義理」だった。時系列としては、協会の最終報告が17年12月20日で、検察の日馬富士略式起訴は同28日。
たとえば、「私が語れば語るほどややこしくなる。警察にお願いした以上、最後の最後が終わるまで語ってはならないと思います」と述べたほか、「わが業界で立ち上げた調査委員会(危機管理委員会)で発表されましたが、警察の捜査が終わってない時です。真実は警察、捜査員の方々の報告書ができてからしか分からないはずです」と当局に任せる姿勢を見せていた。
協会との関係では、
「協会が発表していることと違う事実を発表しても、混乱を招くだけです。逆に協会への義理を欠く行為につながると思いました」
としたほか、「調査委員会といえど、私も貴ノ岩も協会にいる業界人で、『事実と違う』ということを当時話すことはできませんでした」とも主張。先述の文書が示すように、自身は協会に対して「聞かれたことの回答書なり、これが事実ですという報告書を出しています」とのことだった。