「もう大阪の自民党ってのはね、やってることは共産党以下」」
激しかったのが共産党への攻撃だ。足立氏は「存立危機事態」など安保法制に関する概念について議論を呼びかけたが、その中で
「他の野党のように暴れたりしませんから。かつ、この議論は機微な話が多いと思います。少なくとも共産党がいる所で話ができるテーマではない」
などと共産党を非難した。
維新にとっては「天敵」の自民党大阪府議団を攻撃する際も、共産党が比較の対象として持ち出された。大阪府議会では、17年12月、大阪維新の会が提出した
「地方議会議員の厚生年金加入については断固反対する」
という内容の意見書が否決され、自民党が提出した
「かつての『特権的地方議会議員年金制度』の復活については断固反対する」
という内容の意見書が可決された。地方議員年金に反対する維新の意見書が否決され、地方議員年金そのものには反対していない自民党の意見書が可決されたことに対する不満を、足立氏は
「こんな、おためごかしの、共産党もびっくりの有権者だましの意見書を...」
「ひどい政治集団。私はね、もう大阪の自民党ってのはね、やってることは共産党以下」
などとぶちまけた。
質疑の最後に、河村委員長が
「自由闊達に意見をおっしゃるのは大いに結構でありますが、公党である他党を誹謗中傷しかねない発言については、十分注意していただきたい」
と注意。議場からは「そうだ!」といった声が上がったが、足立氏は
「注意いたしますが、事実ですので、よろしくお願いします」
と受け入れなかった。