日本選手団チャーター機、出発が「20分遅れ」 係員大わらわの理由は...?

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   平昌五輪の開幕を5日後に控えた2018年2月4日、日本代表選手団の本隊が成田空港から現地に向けて日本航空(JAL)のチャーター機(JL8845便、ボーイング767-300ER型機)で出発した。「がんばれ!ニッポン!」の横断幕が掲げられる中、スピードスケートの高木美帆選手(23)やフィギュアスケートの坂本花織選手(17)らが次々飛行機に乗り込んだ。

   チャーター機は正午に出発予定だったが、実際に機体が動き出したのは20分遅れの0時20分頃。JALに限らず日本の航空会社は定時出発に定評があり、注目を浴びる便がこれほど遅れるのは珍しい。遅れの原因は意外なところにあった。

  • 平昌五輪に向けて出発した日本選手団。中央が斎藤泰雄団長、その左が主将の小平奈緒選手、右が高木美帆選手
    平昌五輪に向けて出発した日本選手団。中央が斎藤泰雄団長、その左が主将の小平奈緒選手、右が高木美帆選手
  • 定刻から15分ほど過ぎた0時15分頃の様子。トランクケースをバケツリレーのようにして機内に運び込んでいる
    定刻から15分ほど過ぎた0時15分頃の様子。トランクケースをバケツリレーのようにして機内に運び込んでいる
  • 搭乗前に報道陣に手を振る主将の小平奈緒選手
    搭乗前に報道陣に手を振る主将の小平奈緒選手
  • 日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
    日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
  • 日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
    日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
  • 日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
    日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
  • 日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
    日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
  • 日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
    日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
  • 平昌五輪に向けて出発した日本選手団。中央が斎藤泰雄団長、その左が主将の小平奈緒選手、右が高木美帆選手
  • 定刻から15分ほど過ぎた0時15分頃の様子。トランクケースをバケツリレーのようにして機内に運び込んでいる
  • 搭乗前に報道陣に手を振る主将の小平奈緒選手
  • 日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
  • 日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
  • 日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
  • 日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ
  • 日本代表選手は次々にチャーター機に乗り込んだ

ボーディングブリッジの下からトランクを「バケツリレー」

   成田空港の搭乗ゲートで行われた式典では、斎藤泰雄団長が

「最強のチーム・ジャパンが編成できたと思っている。これから、本番が始まるが、自分を信じてベストなパフォーマンスを示していただけると確信している」

とあいさつ。活躍を祈願したモデルプレーンや寄せ書きメッセージフラッグが主将の小平奈緒選手(31、スピードスケート)らに手渡された。

   その後、選手団は予定より5分遅れの11時45頃から搭乗を始め、正午までには全員が乗り込んだが、何故か10分以上経っても飛行機は動かないまま。0時15分頃になってボーディングブリッジの下にトランクケースを載せた車両が止まり、係員6人ほどが、横の階段からバケツリレーの要領で次々に荷物を運び込んだ。実際にチャーター機が動き出したのは、その5分後の0時20分のことだった。JALは、「競技用具など荷物が多く、搭載に時間を要した」と説明している。貨物室には荷物が収まらず、急きょ乗客が利用するドアからも荷物を入れることにしたようだ。

   日本が平昌五輪に派遣するのは全124人で、今回のチャーター便にはその6割近い70人が乗り込んだ。0時43分、選手や大会関係者ら、乗客168人を乗せて五輪会場に近い襄陽(ヤンヤン)国際空港に向けて離陸した。

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