大平六段「立ったまま盤を見るのは良くない」
そのほか、今回の神崎八段による指摘を受けて、「ひふみん」の愛称で知られる元プロ棋士の加藤一二三九段(78)について言及したユーザーも目立った。加藤九段が現役中、相手側に回り込んで盤面を見る行動をよく取っていたためだ。
実際、将棋のネット中継などでは、盤面を通常とは反対に見ることを「ひふみんアイ」との愛称で表現することも。そのためネット上には、「まず加藤一二三に言え」「ひふみんにも注意したんか?」といった反応も出ている。
なお、スポーツニッポン(17年7月1日付)や長崎新聞(17年6月26日付)の記事では、加藤九段の「ひふみんアイ」について「(将棋の)ルール上は問題ない」としている。
ただ一方で、「藤井聡太 天才はいかに生まれたか」などの著作で知られる将棋ライターの松本博文氏は2月2日、
「盤を相手側から眺めるのは、対局相手が席から離れている時に限ってのみ許される、という見解を、複数の棋士から聞いた。もちろん、明文化などはされていないが...」
とツイート。また、大平武洋六段(40)も同日のツイッターで、「ひふみんアイ」のマナーを問う一般のユーザーからの質問に答える形で、
「自由だと思いますが、個人的には和室で立ったままで盤を見るのは良くないと思います」
としていた。