わずか4時間後には差し戻されている
もっとも、ウィキペディアの「編集履歴」を見ると、問題の記述はわずか4時間で、情報の出典が小説だったことを理由に差し戻されている。その後、ツイッターでの話題を聞きつけて訪れたと思われるユーザーたちの間で編集合戦となり、最初の書き換えから8時間後には、編集をしばらくの間差し止める「保護」状態となっている(内容は当初のもの)。決してウィキペディアが、書き込みをそのまま許していたわけではない。
なお、最初に書き換えを行ったユーザーはこの編集以外に活動履歴のないいわゆる「捨てアカウント」であり、正体は定かではない。編集合戦に加わっていたユーザーの中には、英語版のウィキペディアにも同趣旨の加筆を行う者もいたが、その英語はGoogleによる機械翻訳そのままの文章である。「高度な雇われチーム」の暗躍ではなさそうだ。