山尾氏「立憲的改憲」に待った? 枝野氏が表明した「懸念」

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「立憲主義の破壊を追認することに手を貸すことになる」

   ただ、枝野氏はこの「立憲的改憲」には慎重だ。山尾氏は17年末に立憲民主党に入党したが、現時点では党憲法調査会の事務局長ポストは空席だ。1月31日の定例会見では、ポストについて「山花調査会長から必要があれば相談があるのではないか。今のところはありません」。「立憲的改憲」についても、「純粋法理論上の問題」「政治論としての問題」の両方があるとして、「政治論」の問題として、

「違憲の安保法制が存在をしている状況のもとで9条を触るということは、一般的に言えば立憲主義の破壊を追認することに手を貸すことになる」
「まずは安保法制を憲法に合致したものに戻せ、というのが党としての主張」

と、否定的だ。枝野氏はこの党の方針について

「山尾さんを含めて党内で理解をいただいていると思っている」

とも話したが、実際に山尾氏がどの程度「理解」しているかは明らかではない。

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