横野レイコ「最新情報で12人」→ハズレ 大相撲「理事選」、予想通り11人立候補

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   日本相撲協会の理事候補選挙で、立候補者が「12人になる」という直前情報を相撲リポーター・横野レイコ氏が披露したが、外れた。

   立候補は2018年2月1日正午、大方の予想通り「11人」の届出で締め切られた。

  • 両国国技館
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「朝の時点の最新情報で12人になる」

   定数10人の理事選は、11人の立候補が取り沙汰され、これを前提にメディアで票読みが繰り広げられていた。2月1日朝の「とくダネ!」(フジテレビ系)も「11人」のうち誰に何票入るかを予想。しかし横野氏が、

「朝の時点の最新情報で12人になる」

と発言し、スタジオをどよめかせた。

   「そのもう1人はこちらです」と示したのは、時津風一門の陸奥(みちのく)親方(元大関霧島)。「時津風一門には鏡山親方がいますが、もう1人擁立しようとしています。昨日からそういう動きはあったんですよね」との情報を示した。

   横野氏は陸奥親方について「元広報部長で、角界の不祥事が続いて会見に出る場が多かったのですが、お口が上手ではないので『もうこりごり、理事はもう嫌だ』と言っていて」とし、「若い人たち、錣山(しころやま)親方(元関脇寺尾)たちは『陸奥親方が立つなら良い』ということでしたが、(陸奥親方は)『勘弁してくれ』と固持していらした」と話す。

   錣山、湊、立田山の3親方は時津風一門に所属していたが、12月に同門を離脱。無所属となるも、貴乃花一門とは一門会に参加するなど関係を深めている。だが横野氏は、「ここにきて(陸奥親方が理事選に)出るとなると、錣山親方たちは1回(時津風一門から)出ましたけど、また...」と、出戻りの可能性を示唆した。

   陸奥親方の立候補について「今さら無理じゃないかという気もしますけど、それでも時津風一門は(当確ラインの9~10票に対して)16票あるから、2人立とうと思えばできなくない」との見込みを述べている。一方、大相撲取材歴が長い夕刊フジの久保武司記者はこの動きについて「正直びっくりしてます」と漏らしていた。

「あなたどこで聞いたの?」

   ところが、実際に陸奥親方が立候補することはなかった。1日正午に締め切られた届出は、出羽海一門から春日野、出羽海、境川、山響の4親方、二所ノ関一門から尾車、芝田山の2親方、時津風一門から鏡山親方、高砂一門から八角親方、伊勢ヶ浜一門から高島親方、貴乃花一門から阿武松、貴乃花の2親方――の全11人。大方の予想通りだった。

   そのため横野氏の「12人」発言をめぐり、ツイッターでは

「あれ? とくダネで陸奥親方が理事選に出るみたいなこと言ってなかった? 横野レイコさん。あなたどこで聞いたの?もうほとんどないけど信用なくすよ?」
「とくダネで横野レイコが陸奥親方が理事選に出馬すると言っていたが、出馬してないやないか!ま、これで横野レイコの情報なんて全くアテにならないってことが、より一層明確になったということか」

といった反発が続出することになった。

   理事選は2日、親方全101人による無記名投票で行われ、同日開票される予定。当選者は3月の評議員会での承認を経て正式に就任する。

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