富士フイルムホールディングス(HD)は、2018年1月31日、米ゼロックスコーポレーションの株式の過半となる50.1%を取得すると発表した。加えて富士ゼロックスとゼロックスの経営統合も行うとしており、富士フイルムHDはキヤノンやリコー、HP(ヒューレット・パッカード)を抜き、世界最大規模の事務機メーカーとなる。
富士フイルムHDの古森重隆会長は31日の発表で、経営統合に伴って、規模の優位性はもちろん、「幅広い技術と優秀な人材、高いブランド力など最高レベルの経営リソース」を有することになるとし、市場領域の拡大に意欲を示した。
今後は3社の強みを生かしながら、世界的な視野での顧客獲得を加速し、コスト競争力の向上などを目指していくとしている。