「何か対策を講じていたのだろうか」
こうしたミュージシャン側の発信を受け、ネット上の音楽ファンの間では「法律がおかしい」「国は何がしたいんだ」などと今回の摘発に反発する動きも広がっている。ただ一方で、ラッパーのMC松島さんは1月30日、
「僕はラッパーですが、風営法が踊ることを規制してるわけではない事くらい理解してます。あまりにも、権力が音楽を奪おうとしてるみたいな物言いはアホだと思われそうだ」
との持論をツイートしていた。
また、2012年に「無許可で客にダンスをさせた」として風営法違反の罪に問われたが、その後16年に無罪が確定した大阪市の老舗クラブ「NOON」の元経営者・金光正年さんは、18年1月30日に更新したフェイスブックで、
「(青山蜂の経営者は)改正風営法後、許可地域外という事を認識していたんだろうか?認識していなければ、情弱と言わざるを得ない。認識していたなら、何か対策を講じていたのだろうか」
と投稿。その上で、「(現行の風営法は)ナンセンスだと思うが現状では従わざるをえない。各地のクラブ経営者はそういうことを考えた上で様々な主張をしてほしい」とも訴えていた。