前大阪市長で弁護士の橋下徹氏の発信に、サッカー・メキシコ1部パチューカの本田圭佑氏が反応した。憲法9条と日米地位協定に関する見解を受けてのもので、橋下氏が用いた比喩に本田氏は「上手い」と共感している。
プロアスリートに決して多くはない政治絡みの投稿だが、本田氏は以前も橋下氏とツイッター上でやり取りしており、「日本でお話できれば」とラブコールを送ったこともある。
「仕送りもらっている大学生が親に偉そうな口をきくのと同じ」
橋下氏はツイッターで2018年1月31日、「沖縄県における米軍の態度振る舞いを見ると、日米地位協定の抜本的見直しが必要なことは当然だ。しかしそれは憲法9条2項を削除し、日本がアメリカから自立することが前提だ」と投稿。続けて、
「憲法9条を守り日米地位協定を抜本的に見直すなんて、仕送りもらっている大学生が親に偉そうな口をきくのと同じふざけたこと」
と例えを用いて表現した。
この約20分後に反応したのが本田氏で、
「例えも上手いし確かにその通り」
とツイッターで同意を示した。
沖縄では、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の側にある普天間第二小学校で17年12月に米軍ヘリの窓が落下したほか、18年1月も米軍ヘリが相次いで不時着するなど、問題が続発していた。
現役アスリートには珍しい政治絡みの発信だが、本田氏は以前から橋下氏に関心を示したことがある。橋下氏が17年11月4日、
「僕や大阪維新がやってきたことに賛否はあるだろう。しかし色々やってきたことは確かだ。斜に構えて、小難しい抽象論・観念論で批判ばかりし、挙句の果てには橋下は何もやっていないと宣う自称インテリのぼんくらども。この #維新のせいで くらいは読んでから具体的に批判してこい。ボケ!」
と投稿したことで始まった会話だ。