国民的アニメ「サザエさん」(フジテレビ系)のスポンサーから2018年3月、経営再建中の東芝が降板する。その後継として、アマゾンジャパン(Amazon)、西松屋チェーン、大和ハウス工業が決まったと、共同通信や産経新聞などが1月30日に報じた。
日曜夜の長寿番組で、馴染みのある視聴者も多い「サザエさん」。さまざまな反応があるなか、ツイッターでは「三河屋のサブちゃん」の行方を心配する人が続々と出ている。
「デリバリープロバイダ」に転身?
サブちゃんとは、磯野家の近くにある「三河屋(みかわや)」の店員。いつも勝手口から「ちわーっす、三河屋でーす!」と声をかけ、お酒を届けがてら、次なる注文を受ける、いわゆる「御用聞き」だ。サザエさんならではの昭和ノスタルジーを感じるムードメーカーになっている。
しかし、もしサザエさんの世界観に「アマゾン」が入れば、磯野家もネット注文になり、サブちゃんの存在意義がなくなるかもしれない。ツイッターでは、そういった心配から、サブちゃんがアマゾンの配達員に転身するのでは、との声が出ている。
「サブちゃん絶対Amazonの配達員なるやん」
「サブちゃんがAmazonに転職してしまう!三河屋がなくなる!」
「三河屋さんは『運送屋のサブちゃん』として段ボール箱を届ける役どころで、磯野家の出入り業者という立ち位置を続けるのも手か」
「サブちゃん、デリバリープロバイダになって裏口からダンボール運び込んで来るのか」
サザエさんは、いまも黒電話やブラウン管テレビを使うなど、ブレない世界観で知られる。スポンサーへの「忖度」で、大きく変わる可能性は少ないはずだが......。それだけサブちゃんが愛されているということだろうか。