開会式前日の軍事パレードを「偶然」と主張する韓国政府
上記の2月8日の「慶祝行事=軍事パレード」をめぐっても、韓国政府では北朝鮮を「信用」する声が出ているようだ。保守系の朝鮮日報は1月29日付の社説で、趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相や青瓦台(大統領府)の幹部が、軍事パレードと開会式の日程が1日違いになったことを「偶然」と発言したことを問題視。過去のミサイル発射のタイミングなどを引き合いに
「北朝鮮は何かを実行に移す際、その政治的な効果が最大限に高まる日をあえて選ぶ」
として、今回の軍事パレードの日程を設定した狙いは
「世界の注目が集まるチャンスを利用したいから」
と分析した。韓国政府はこういった北朝鮮の意図を理解しながら「偶然」と強弁せざるを得ないことに
「もはや北朝鮮の言い分を自ら代弁する立場にまで成り下がってしまった」
と嘆いた。