事務所側は「平身低頭」の謝罪文
製作側は様々な可能性を探ったというが、結果として事務所の要望に全て応じることは断念。その旨を事務所側に伝えると、村川さん降板の申し出があったという。こうしたキャスト変更の経緯について製作側は、
「俳協様の降板に対する意思は固く、また俳協様から降板に伴う交代キャストのご提案があった事もあり、申し出を受け入れ、誠に残念ではありますがキャストの交代をさせて頂くことになりました」
と振り返っている。ただ、製作委員会の発表文の中には、ファンや関係者に対する謝罪の言葉は一切ない。
一方、村川さんの所属する俳協が1月29日に公式サイトに掲載した発表からは、まさに平身低頭の様子が窺える。理事長の名前で掲載されたコメントでは、「製作委員会様が発表された内容に相違はございません」とした上で、
「TVアニメを楽しみにお待ち頂いておりました皆様、そして関係者の皆様へ多大なご迷惑をお掛け致しますことを伏してお詫び申し上げる次第でございます。誠に申し訳ございません」
と謝罪。続けて「この度の不始末を深く心に刻み、信頼回復に尚一層の精進を重ねて参る所存にございますので、何卒ご容赦の程お願い申し上げます」とも書き、さらに発表文の末尾でも、
「この度の件につきまして皆様にご迷惑をお掛け致しましたことを重ねてお詫び申し上げますとともに、ご理解を賜りますよう伏してお願い申し上げます」
と再び謝罪している。