テレ朝が日本相撲協会に謝罪 映像使用承認書類を偽造

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   テレビ朝日は情報番組「ワイド!スクランブル」の制作会社のアシスタントディレクター(AD)が、社内手続きの中で日本相撲協会の映像使用に関する承認書類を偽造していたことを、2018年1月29日発表した。

   それによると、ADは今月17日の放送に向けて日本相撲協会の許諾が必要な映像を使おうとした際、番組が保管していた過去の承認書類の日付を改ざんして書類を偽造していたという。

   当該映像は社内チェックを受けて放送されなかったものの、10日の放送分でもスポーツ局担当者のサインを偽造し、協会への申請書を提出しないまま映像を使用していたことも明らかになった。

   更に、番組内での映像使用について見直したところ、17年11月から12月にかけて3回、使用許可を得ていない映像が放送されていたことが分かった。

   テレビ朝日は発表の書面で、

「日本相撲協会との長年にわたる信頼関係を損なう事態となり、日本相撲協会には深謝しました」

とコメント。事態を重く受け止め、報道局次長兼情報センター長と報道局情報センターチーフプロデューサーを1か月の減給処分にすることを明らかにしたうえで、再発防止に努めるとした。

   また、篠塚浩取締役報道局長が報酬の5%を1か月間自主返上する。

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