「デイリーさんはかなり怒っているみたいで...」
デイリースポーツは1948年創刊のスポーツ紙で、2010年2月に電子版のサービスも開始した。阪神タイガースをこよなく愛する(?)スポーツ紙として、馴染み深い読者も多そうだ。一方のデイリーニュースオンラインも芸能、スポーツ、社会といったジャンルを扱っているが、サイトの構成や見た目が似ている、というわけではない。
だがネットでは、双方の混同も往々にしてみられる。デイリースポーツは2017年9月21日、「『デイリーニュースオンライン』は当サイトと関係ありません」と題する「お知らせ」を発表。「デイリーニュース」を「誤認のおそれのあるウエブサイト」としたうえで、
「掲載記事・コラム・写真に関しましても、弊社が情報を提供しているものではありません。お間違えのないようによろしくお願いいたします」
と注意を呼びかけた。
18年1月25日のJ-CASTニュースの取材に、デイリースポーツの報道部長は
「これは今に始まったことではありません。読者や芸能関係者など色んなところからクレームが来て、困っております」
と嘆く。
「通常、『デイリー』といえば『デイリースポーツ』を連想されると思うのですが、最近の若い方はインターネットニュースに親しみがあるでしょうから...」
一方、デイリーニュースオンラインを運営するメディアシンク(東京都渋谷区)の担当者はJ-CASTニュースの取材に、
「当たり障りのない名前を付けようとしただけで、『デイリー』を標榜する意図はありませんでした。デイリー(スポーツ)さんはかなり怒っているみたいで...。知り合いからそう聞いています」
と話していた。