孫正義氏へ「直訴」する人まで
「テニスの王子様」は女性を中心に、熱心なファンが多い漫画として知られる。毎年バレンタインデーには、キャラ宛てのチョコレートが合計10万個以上も届くことは有名だ。
読者からは「個人的にはメチャクチャ面白かったし、続きが読みたい」といった好評もあったが、テニプリファンなどからは、パロディーの域を超えているとして、
「元の作品からキャラクターの名前を変えて自分のキャラクターにしないでください」
などという声が殺到、中にはソフトバンクグループの長・孫正義氏にツイッター上で「直訴」する人まで出た。
結局、SBクリエイティブは1月26日、
「他の作品との類似のご指摘を含め、多くのご意見をいただいております。読者の皆様、関係者の皆様にご不快な思いをさせてしまいましたこと、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます」
とするコメントを発表、また合わせて予定されていた2巻以降の刊行も打ち切るとした。J-CASTニュースは29日、詳しい話を聞こうと問い合わせたものの、「リリース以上のことはコメントできない」との回答だった。