四国リーグ女性球団社長がSKEファンに謝罪  「最後まで残らず出待ちする」と発言

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   野球の独立リーグ・四国アイランドリーグplus「香川オリーブガイナーズ」の三野環(たまき)球団社長(40)が2018年1月27日、「SKE48のファンの皆様に対して言葉足らずで誤解を与えてしまう表現がありました事をこの場を借りてお詫び申し上げます」と謝罪した。

   騒動の発端となったのは、テレビ番組での発言だ。

  • 球団公式ツイッターより
    球団公式ツイッターより
  • 球団公式ツイッターより

SKE始球式は「想像していた以上に反響がない」

   三野社長は、同リーグで初の女性社長として17年3月に就任。前職は外資系保険会社の営業と異例の経歴で、その手腕を買われ大抜擢された。

   喫緊の課題は集客だ。ガイナーズのホーム球場は最大2万2000人収容するも、17年4月のある試合では、わずか310人しか観客がいなかった。18年1月26日に放送されたバラエティー「さんま岡村が日本の長さんの『ここだけの悩み』聞きましょか!?SP」(日本テレビ系)に出演した三野社長は、番組で集客の悩みを吐露した。

   就任1年間で、新しい球団マスコットキャラクターを考案したり、女性向けグッズを製作したりするなど、実に34もの集客策を打ち出す。始球式にはアイドルグループ「SKE48」も呼んだ。だが、「告知の仕方も問題あったと思うのですが、想像していた以上に反響がない」(三野社長)。

   SKE48の始球式については、

   「当日になると、大きなカメラレンズを持った方がたくさんいらっしゃるんですね。でも、最後まで残らず出待ちをするので...」

とも話している。

SKEファンは複雑

   放送後、SKEのファンとみられるツイッターユーザーからは、

「あんな風に言われるんだとしたらガイナーズのイベント行く意味ねーし、メンバー出さねー方が良いんじゃね?」
「SKEファンはみんな出待ちで途中早抜けとかぜずに、ちゃんと最後まで試合応援してたからね!アレは写真撮って売る人だよ」

などと批判が噴出。始球式に参加したSKE・高畑結希さんも26日、ツイッターで

「SKEファンの方達は真面目で素敵な方ばかりです。ゴミ拾いをして帰ったり一緒に盛り上げてくれたり。だから自信を持って堂々としててください(中略)また最高のファンのみんなを連れて香川にいきたいです!!私はSKEもガイナーズ大好きだから。。。」

と、ファンを擁護した。

「テレビの編集のえげつなさ」を実感

   こうした反応を受け、三野社長は27日、フェイスブックで「SKE48のファンの皆様に対して言葉足らずで誤解を与えてしまう表現がありました」などと謝罪。

「SKE48のメンバーの皆さんが球場での始球式や試合後のイベントに華を添えて下さいました事、また大きな声でガイナーズの試合を応援して下さいました事、改めて御礼申し上げます。ありがとうございました」

と、番組内で伝えられなかった思いもつづった。

   ガイナーズの三木田龍元投手も同日、この件にツイッターで言及。

「あの日SNSを見てると野球はオマケで来ていた人もいたかもしれませんが最終的には試合そのものを楽しんでいただけた内容を多く見かけ、イベントとしてはwin-winで終わったのかなと思っていました」

   始球式には手ごたえを感じていたものの、「今回影響の大きい媒体でお互いの本意ではないであろう内容となってしまっていたため残念でした」「テレビの編集のえげつなさは、自分も予定されていた特集が全部カットされたことがあり痛感してるので...笑」と漏らしている。

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