週刊文春は2018年1月27日、同誌の新谷学編集長(53)とお笑いタレント・カンニング竹山さんの対談イベントを都内で開催した。
同誌をめぐっては、音楽プロデューサー・小室哲哉さんの不倫疑惑を報じて以来、世間の風当たりが強まっている。そうした声を受け、新谷氏は「顔出しNG」を解禁、ついに重い口を開いたのだが...。
「報道で介護を知るきっかけになれば」
「顔出し懺悔じゃない」――イベント冒頭、新谷氏はこう話す。
これまで「編集者は黒子である」との不文律を守り、インタビュー等で顔出しを控えてきた新谷氏。だが、マスコミへの不信感が日々強まり、媒体を信頼してもらうには顔を出しての情報発信が必要ではないか、と常に考えていたという。
そうした思いに加え、小室さんに放った「文春砲」への批判が高まったこともあり、今回の場が設けられた。
新谷氏は、文春には「『人間には色々な顔がある』ということを伝える」との原点があると話す。著名人などの「表の顔」だけでなく「裏の顔」も伝えることで、世間の「ガス抜き」につながるといい、小室さんの件も「引退させたいという動機はまったくない」。
批判については「開き直って『何も悪くなかった』というつもりはない」と前置きした上で、記事の狙いを
「介護は本当に大変だと。だから小室さんも息抜きしていることを伝えることで、介護の現場の理想の現実をみなさんが考えたり話したりするきっかけになればいいと思った」
と説明し、理解を求めた。