格闘家の佐竹雅昭さん(52)が、かつて目撃したという相撲協会関係者の「酒癖の悪い」振る舞いについて明かした。
佐竹さんは2018年1月26日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演。大相撲・春日野部屋で3年前に起きた傷害事件を取り上げる中で、「今こうやってクローズアップされていますけど」とエピソードを語り始めた。
「理事長クラスの人らを見ましたけどね」
春日野部屋の元力士が兄弟子に暴行を受け、全治1年6か月の重傷を負ったのは14年9月。兄弟子には16年6月、東京地裁で懲役3年・執行猶予4年の有罪判決が出て確定した。しかし、明るみに出たのは3年以上経った18年1月25日のことで、日本相撲協会は「隠蔽体質」だと批判を浴びている。スポーツ庁は協会に、他にも刑事処分を受けた事案がないか、調査を要請した。
元日馬富士の傷害事件以来、大相撲界では不祥事が相次いで発覚し、連日メディアに取り上げられている。この日の「バラいろダンディ」で佐竹さんは、「お相撲さんというのは今こうやってクローズアップされていますけど」とし、自身が見たというこんな話をした。
「僕なんかバブル時代ね、飲むクラブのところで、理事長クラスの人らを見ましたけどね。まあこういうことを言うのもあれですけど、酒癖が悪いというか、酔っぱらうとホステスのお姉さんの髪の毛を引っ張って『ウワァア!』って回してみたり」
さらに、「『俺の酒が飲めねぇのか!』とか、そういうことを言ってバーッて強引に」とも。司会の漫才師・島田洋七さん(67)は「あるある。全然ある」と頷き、放送プロデューサーのデーブ・スペクターさんも「こんなのは普通」とこぼした。
「一回解体した方がええかも」
また、島田さんは
「お相撲さん俺もよう知ってるけど、みんな言うのよ『特別な世界ですから』と。それはね、しきたりとかそういうものが特別であってほしかったね。こういうのは特別じゃないて。一回解体した方がええかも」
と顔をしかめた。佐竹さんが「タニマチがすごかったじゃないですか。相撲取りに1回で100万200万渡したりね」と話すと、島田さんは「あれが普通やと思っとるもんな。ほんで『ごっつぁんです』やろ」と腑に落ちない様子だった。
具体的な名前は出なかったものの、インターネット掲示板では
「相撲界の中だけで特別なのはいいけど、一歩外に出たら狼藉すんなよ」
「被害者は相手の名前を出してほしい」
「こいつらが国技とか笑わせる」
と呆れるような声が複数出ていた。