「酒は人並みには飲めます」
ちょうど「酒は人並みには飲めます」と言われても、人によって程度が違うのと似ているとのことだ。基本操作が分かっているのを確認するため、「右クリック」が何を指すか分かればよいという基準をあげている。右クリックは例示にすぎず、左クリックでもダブルクリックでも、レベルを確認するための程度としては同じという。
業務ではICカード定期券の販売などでPCを操作する場面もあるが、採用後に一定期間をとって業務内容を学んでもらう。ここで教える際、例えば「右クリックから○○を選んで」と説明しても「右クリック...?」というレベルでは、業務以前にPC操作そのものから身につけなければならず、「そこまでは教えられない」という。逆に右クリックが分かる程度の知識さえあれば、あとは教えて身につけられるとのことだ。
過去にマウスのクリック操作が分からなくてトラブルになった経験があったのだろうか。担当者によれば、ICカード改札などのシステムを導入したころ、「今後採用する人はパソコンの基本操作ができることを条件に」という話で自然とまとまったため、そもそも「基本操作が分からない方を採用した経験はありません」という。
募集をかけたのは「7か月前くらい」から。すでに2人を採用しているが、定年などで退職者が出ていることから、「あと1名を採用したいと考えています」と話していた。