東大広報課「(答案用紙に)性別の記入欄はありません」
東京大学広報課の担当者は26日、J-CASTニュースの取材に対し、まず投稿者が指摘した「答案用紙に性別を書かせる」といった点に対し、「性別の記入欄はありません」と否定。その上で、成績順ならば男子の合格者はいない、という主張についても、
「合格者を選ぶ際に、男性を優位にしているという事実はございません」
とした。現時点では、誤った情報を発信した投稿者に対し、何らかの対応を取る予定はないという。
また、東大入試の模擬試験を実施しているある予備校の担当者は取材に対し、今回のツイートの内容について、
「まずありえない話です」
と断言。その上で、過去の模試の結果を踏まえて考えると、「合格ラインに達した受験生を女子だけが占めるという事は、絶対にありえないことだと思います」と話した。
なお、ネット上で寄せられた指摘を受けて、問題のツイートを寄せたユーザーは25日夕、「失礼、東大の受験課をしている知人教授は引退している。昔は性別を書かせたと聞いた」と投稿。その上で、
「次回お会いする時に人数の詳細を再び伺う事にする。とにかく技術試験の上位は女性が多いという事だ」
と改めて訴えていた。しかし、問題の投稿について内容の訂正や削除は行っていない(26日17時時点)。
J-CASTニュースは26日、問題のツイートを投稿したユーザーにツイッターを通じて取材を依頼しているが、同日17時までに返答はない。