17年の雑誌市場、初の2ケタ減 「紙+電子」の出版市場全体でも4.2%減

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   2017年の紙市場(書籍・雑誌)の推定販売額は前年比6.9%減の1兆3701億円で、13年連続で減少した。全国出版協会が2018年1月25日に発表した。

   書籍が3.0%減の7152億円、雑誌が10.8%減の6548億円で、雑誌は初の2ケタ減となった。電子出版市場は前年比16.0%増の2215億円と伸びをみせたが、紙市場の落ち込みを補えず、「紙+電子」の出版市場全体では4.2%減の1兆5916億円となった。

   書籍は、全体では伸び悩んだが、文芸書や学術参考書、教養新書などは前年を上回る売れ行きで、児童書も前年並みを維持した。『漫画 君たちはどう生きるか』(マガジンハウス)や『九十歳。何がめでたい』(小学館)、『うんこ漢字ドリル』シリーズ(文響社)など話題書も多数あった。

    雑誌は、月刊誌(ムック、コミックス含む)が11.1%減、週刊誌が9.2%減だった。定期誌が約9%減、ムックが約10%減と落ち込み、コミックス単行本も約13%減と大幅に減少した。

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