「儲け」目的だとすればファンは興ざめする
菅谷さんは、取材に対し、
「意味が分かりませんね。外野席が無料なのは大会の売り、精神のようなもの。外野に来ている人が高校野球を支えている人たちなのに、徴収したカネが『儲け』だとすればファンは興ざめしてしまうでしょうね」
と語った。
菅谷さんによれば、外野に来るのは球場近くの関西圏のファンが多く、それが一つの風物詩のようになっている。そのため500円が安いか高いかは関係なく、反発が出るのではないか、と予想している。高野連を含め高校野球が赤字で苦しいという話は聞いたことはないし、アマチュア野球ではカネの話はしない、というのが暗黙の了解だった。
「500円でも観客は来ますよ。ただし、昔はガラガラの試合が結構あって、それを知っている人たちは客が入らなければタダだから来てくれ、大勢来るからカネ寄こせ、ということかよ!?と思っています。本当に理解不能な発表をしたものです」
と菅谷さんは笑っていた。
J-CASTニュースはこうした疑問を25日に高野連にぶつけようとしたのだが、
「担当者は今週いっぱい不在で、答えられる人はいません」
ということだった。