「サルで成功」うけ「クローン人間」が話題 3年前「ヒト複製の野心語る」中国科学者も

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

   サルの体細胞を使ったクローン技術で、遺伝的に同じ情報をもつカニクイザル2匹が誕生した、と中国科学院の研究チームが発表した。霊長類では初めて。

   国内でも各メディアが報じ、中には「クローン人間」への技術応用の可能性に触れる社も。今回の発表について、ツイッターでは、医療的な研究が進むことへの期待の声が出る一方、「クローン人間」の誕生を危惧して「怖い」とつぶやく人も相次いだ。

  • 画像はイメージ
    画像はイメージ
  • 画像はイメージ

「クローン人間の誕生に近づくことにもなり、議論を呼びそうだ」

   2018年1月24日付で、研究チームがアメリカの科学雑誌「セル」に論文を発表した。1997年に発表されたイギリスのクローン羊「ドリー」と同じ、体細胞クローンを使った技術でクローンサルを誕生させたという。研究チームでは、ネズミなどの動物実験では解明できない病気の仕組みの研究などに役立つと期待している。

   このニュースを報じた国内メディアの中には、

「クローン人間を生み出すことにもつながりかねないため、今後議論を呼びそうです」(NHK、25日)
「クローン人間の誕生に近づくことにもなり、議論を呼びそうだ」(朝日新聞、25日付朝刊)
「今回の体細胞クローンはヒトでも応用できる可能性がある」(同上)
「今回の手法は、理論的にはヒトにも応用できる」(CNN日本語ネット版、25日)

と、クローン人間に触れるところもあった。また、クローン人間を作ることは、日本を含む多くの国で法令で禁止されていることも紹介している。

姉妹サイト