日本航空(JAL)は2018年1月24日、植木義晴社長(65)が退任し、後任に赤坂祐二常務執行役員(56) を充てる人事を発表した。4月1日付。植木氏は退任後も、引き続き代表権を持つ取締役会長を務める。大西賢会長(62)は4月1日付で会長を退任し、6月の株主総会で取締役も退く。植木氏はパイロット出身だったのに対して、大西、赤坂氏は整備部門の出身だ。
JALの社長交代は約6年ぶり。植木氏は17年4月、中期経営計画の発表会見で「経営、社長というものは、いつまでも長く続けていいものだとも正直、思ってはおりません。若い人に譲るべき時期は当然来るのだと思っています」と発言していた。
植木氏は18年1月24日の記者会見で、2020年以降の訪日外国人客の増加を視野に「どのくらい(受け入れを)貢献できるかを含めて成長の道筋を作っていければと思います」と話した。