ユニクロの国内外事業に勢い 「H&M」お膝元での挑戦も

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世界戦略を本格化

   中国などアジアを中心にした積極的な出店が功を奏し、海外ユニクロ事業も好決算を支えた。2017年9~11月の海外ユニクロ事業は売上高が前年同期比31.4%増の2582億円、営業利益は54.7%増の466億円に上った。海外ユニクロ事業の売上高は同じ期間の国内ユニクロ事業(2570億円)を初めて上回る画期的な決算となった。赤字が続いていた米国が黒字転換したことも利益を押し上げた。ユニクロは18年秋にスウェーデンの首都ストックホルムに初めて出店、ファストファッション大手「H&M」のお膝元での挑戦となる。ユニクロは17年秋にやはりファストファッション大手「ZARA」の地元スペインに出店したばかりで、世界戦略を本格化させている。

   国内ユニクロの好調さは17年12月も続いており、既存店売上高は18.1%増。増収率は16年7月(18.1%増)以来の高い伸びだった。客数も13.5%増と高い伸びを示し、伸び率は13年8月(33.4%増)以来、4年4か月ぶりの高さだった。寒波が追い風になっているのは確かだが、下着やダウンジャケットだけでなく、海外デザイナーと組んで製作した衣類も徐々に売れ始めているようだ。そうした「下着・ダウン屋」に終わらない工夫を続けることが、高株価を持続可能にするとみられている。

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