モンテディオ山形、タカラトミーTwitterに公開ラブコール 「中の人」へ(あなたの...心に...直接...)

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   玩具メーカー・タカラトミーの公式ツイッターに、サッカーJ2のモンテディオ山形が「絡み」にいき、そのやり取りが多くのユーザーを和ませた。

   タカラトミーのツイッターといえば、フォロワー15万人強(2018年1月時点)を誇る人気の企業アカウントの一つだ。そんなタカラトミーが、企業アカウントの「中の人」の出身地について投稿。そこでスポーツの話題が出たところ、モンテディオが鋭い反応を見せた。

  • モンテディオ山形がタカラトミーに「ラブコール」(画像はクラブ公式ツイッターから。編集部で一部加工)
    モンテディオ山形がタカラトミーに「ラブコール」(画像はクラブ公式ツイッターから。編集部で一部加工)
  • モンテディオ山形がタカラトミーに「ラブコール」(画像はクラブ公式ツイッターから。編集部で一部加工)

(ほんとうに来てね...ほんとうだぞ...)

   関東一帯に雪の予報が出ていた2018年1月22日昼、山形出身のタカラトミーの「中の人」が積雪対策を伝授。そこから始まった会話の中で、他企業アカウント担当者の出身地がいくつか明らかになると、「実は『東北出身の中の人』多かったことが判明しました」と投稿した。また「(みなさんの推し球団わからないけど、みなさんで楽天イーグルスの試合とか見に行きたい)」とプロ野球観戦を希望していた。

   するとその数時間後、山形がホームタウンのモンテディオ山形広報ツイッターが反応した。

「(......きこえますか...きこえますか...タカラトミーの...中の人... モンテディオ山形です... 今... あなたの...心に...直接... 呼びかけています...あなたは...山形出身であること...知っています...あなたが...応援する...チームは...モンテディオ山形です...モンテディオです...モンテディオを...応援するのです...)」

   ネット上の1文体として広まっている「テレパシー」でアタック。企業アカウントの中でも著名なタカラトミーだが、「(きこえています...すごくきこえています...私の実家の車の後ろにも...ステッカー貼ってます...そして先日十字屋の看板で見つけた...ご当地ディーオくん...めちゃめちゃかわいいです...ちゃんと応援いきますいきます...お願いだから雪玉投げないで...)」と何やら動揺した様子。

   モンテディオは「(ありがとう...ほんとうにありがとう...ほんとうに来てね...ほんとうだぞ...やくそくだぞ...おぼんのまえにもういちど呼びかけますよ...おねがいだから...ほんとうに来てね...NDソフトスタジアム山形に...ホームゲームに...ちなみに芋煮はどっち派?)」と念押ししながら郷土料理のトークを展開。タカラトミーが「(い...いけたら...いきます...予定が...予定があったら...必ず...ちなみに...私は...牛肉...しょうゆ...ベースで...ございます...)」と返すと、

「(Jリーグのスケジュールは...24日はっぴょうです...すうかげつまえからよていは立てられます...ごーるでんうぃーく...きせい...こくみんのきゅうじつをくしして...ぜひおこしください...なかのひとは...内陸の人ですね...)」

と再返信していた。ずっとテレパシーだった。

「クラブのことを落ち着いて知ってもらえる良い機会に」

   突如始まったトークをユーザーらは楽しんでいたようで、「地元にしてみればなんか嬉しい」「お二人のやりとり、楽しく見ています」といった反響が相次いでいる。

   シーズン中は試合結果やスタンド風景、このオフ中もキャンプでの練習風景など、基本的にはクラブ情報を投稿しているモンテディオ。なぜ普段と異なる一面を見せたのか。モンテディオ山形のツイッター担当者は24日、J-CASTニュースの電話取材に、

「タカラトミーさんのツイッター担当の方が山形出身というのは以前から存じ上げていたので、交流できないかと機会を伺っていました。そこに今回、スポーツ(プロ野球・楽天イーグルス)の話をされていたので、ここだ!と思って」

と話す。タカラトミーのツイッターは以前から山形出身であると伝える投稿を何度もしている。また、軽妙さを出すため選んだのが、かつてTBS宣伝部ツイッターが使用して広まった「心の中に直接呼びかける」方法だった。

   Jリーグがオフ期間ということで、ツイッター担当者は「クラブのことを落ち着いて知ってもらえる良い機会になるのではないかという思いもあります」という。スポーツを起点に地元を盛り上げたい考えはあるものの、クラブからの発表情報ばかりではライトファンに興味を持たれづらいとも感じている。そこで関心を持ってもらう1つのきっかけとして、サッカーへの敷居を低くしようと、ツイッターでひと肌脱いだというわけだ。反響は大きく、「地元をスポーツで元気にできればと思いますね」と話していた。

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