安倍晋三首相は2018年1月24日、韓国で2月に行われる平昌冬期五輪の開会式に出席する意向を表明した。首相官邸で記者団の取材に「事情が許せば、平昌五輪の開幕式に出席したい。選手団を激励したいと考えている」と話した。「首脳会談を行い、日韓の慰安婦合意について、日本の立場をしっかりと伝えたい。北朝鮮の脅威に対応するため、日韓米で連携する必要性、最大限まで高めた圧力を維持する必要性を伝えたい」と述べた。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は2017年から開会式に安倍首相を招待する考えを示しており、日本側も当初は前向きに検討していた。だが安倍首相は、慰安婦問題に関する日韓合意で文政権が示した新方針に「全く受け入れることはできない」と反発。それ以降、出席を見送るとの見方が強まっていた。