栄養成分を見ても「殆ど違いはない」
ネット上でも白い砂糖は漂白しているから健康に悪く、茶色い砂糖は体にやさしいと思っていた、などといった声が上がり、
「栄養価に差がほぼないと。じゃあ、風味や好みが違うだけ??」
「白い砂糖は身体に悪いとかいうの科学的根拠ないのかよ。なんか妙な健康宗教に踊らされてたなぁ」
「上白糖は『シロ』でした。都市伝説でした」
「離乳食情報で色つきの砂糖の方がいいと各所で読んだけど、トンデモだったんかい」
などといったことがツイッターに書き込まれた。
J-CASTニュースが1月23日、「スプーン印」で知られる砂糖の三井製糖に取材したところ、白いものは体に悪く、茶色が体にいいという何の根拠もない風説がかなり昔から存在する、と打ち明けた。そもそも「上白糖」は白く見えるだけで、実際は透明な結晶なのだという。「上白糖」と「三温糖」の違いは栄養成分を見てもらえば分かるように殆ど違いはなく、要は味の好みと使い道。「上白糖」は基本的にオールラウンドで使用ができ、色を付けたくない料理などに最適だ。「三温糖」は煮詰めて製造するためコクのある味になる。
「煮物や照り焼きなどに適していると思います」
と同社広報は話していた。