「17年の冬には1万枚以上の画像が提供されました」
2016年の冬に始まったこのプロジェクトについて、荒木研究官に18年1月23日に電話取材したところ、人口に比例する形で各地の情報が寄せられているといい、
「17年の冬には1万枚以上の画像が提供されました」
と語った。また、研究所のサイトによると、こうした市民による高密度の広域観測は世界で初めての事例で、16年12月の降雪の際には5000枚超が集まったという。
都心で20センチを超える雪が積もるほどの大雪となった1月22日にも数多くの人が「#関東雪結晶」のハッシュタグに集い、画像や情報を提供している。
また、研究所の「関東雪結晶」のページでは、雪の結晶以外にも雨やみぞれの情報も重要であるとし、時刻や場所とともにハッシュタグを付けて共有するよう呼びかけている。
「関東雪結晶」で提供された情報をもとにした論文や発表は随時行われており、18年にも新たな論文の発表を予定している。