大手まとめサイト「オレ的ゲーム速報@刃」のツイッターアカウントが凍結された問題で、管理人は2018年1月21日までに新しいアカウントを立ち上げるとともに、自らアカウントを凍結させたと読み取れる文章をサイトに投稿した。
ツイッターではこれに、「自ら凍結って出来るのか?」とのツッコミが相次いでいる。
「突然の私事で大変恐縮ですが...」
同サイトの旧ツイッターアカウント(@jin115)にアクセスすると、「凍結済みアカウント このアカウントは凍結されています」と表示される(2018年1月22日現在)。
ツイッターのタイムラインを振り返ると、凍結された同アカウントのスクリーンショットを掲載するツイートが複数、1月20日夜に上がっていた。どうやら凍結されたのは20日夜以前のようだ。
21日夜、同サイトの管理人「Jin」氏は「【重要】オレ的ゲーム速報のツイッターアカウント、凍結のお知らせ」との記事を公開した。
Jin氏はまず「いつも応援してくださっている皆様へ。こんにちは、オレ的ゲーム速報管理人のJinです」とあいさつしたうえで、
「突然の私事で大変恐縮ですが、この度、当ブログの管理人は結婚することになりましたのでご報告いたします。お相手は一般の方です」
と報告。
同アカウントで「私個人の特定が可能なツイートを多数して」おり、「相手のご家族に迷惑が掛かる可能性を考慮した」として、
「@jin115のツイッターアカウントは凍結し、新アカウント@jin115_2ndに移行することに致しました」
と明かした。
だがツイッターでは、この説明に疑問の声が相次いでいる。ツイッターの公式サイトで確認する限り、アカウントの利用者が自ら凍結できるとは考えられないからだ。
「どうしたら自分の力で凍結させることできるの?」
ツイッターの「ヘルプセンター」では、ツイッター社はスパムやアカウントの乗っ取り、嫌がらせのツイートなどを発見した場合、アカウントを凍結することがあると、「アカウントの凍結について」と題する項目で説明している。
仮に凍結されても利用者は自ら解除できるとの記述もあるが、アカウントを「凍結できる」との記載はない。
そのためツイッターでは、Jin氏の説明に
「オレ的、どうしたら自分の力で凍結させることできるの?」
「そもそも自分で自分のアカウントを凍結させる機能はないわけで、どういう判断でこんなウソでごまかそうと思ったのか理解に苦しむ」
「アカウント削除じゃなくて凍結って出てるんだけど自ら凍結って出来るのか?」
とツッコミの投稿が相次いでいる。ブロガーの山本一郎氏も「これはひどい」と指摘した。
一方、「Jinさん結婚するからオレ的のTwitter凍結したのね」「凍結理由はTwitterで特定される記事を投稿している事から、お相手の事を配慮してとの事。正しい判断ですね」と受け止める声も。
J-CASTニュースは1月22日、ツイッター・ジャパン社の広報部に(1)自らツイッターのアカウントを凍結できるのか(2)「オレ的ゲーム速報@刃」ツイッター(@jin115)の凍結理由――を質問しているが、同日夜の時点で、回答は届いていない。
「オレ的ゲーム速報@刃」は大手まとめサイトの1つで、旧ツイッターアカウントのフォロワー数は46万人を上回る規模だった。新アカウント(@Jin115_2nd)のフォロワー数は1月22日現在、約8600人となっている。