夜も歩ける「女性専用の街」が欲しい ツイートに賛否両論も反対多数「それこそ女性軽視では?」

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   「女性専用の街」が欲しい。そんなツイートがネットで議論に発展している。

   いわゆる「女性専用車両」の拡大版のようなもので、男性がいなければ「痴漢される」「襲われる」心配なしに深夜に買い物や散歩ができる、ビクビクしないで生活できる、というものだ。

   男性によるストーカー殺人が報じられる中、見知らぬ男性を警戒しなければならない女性が増えている、そんな現代社会を憂う感想も出ることになった。

  • 女性専用は増え続ける?(写真はイメージ)
    女性専用は増え続ける?(写真はイメージ)
  • 女性専用は増え続ける?(写真はイメージ)

女性はいつも無意識に男性を恐れて安心できない?

   「女性専用の街」のツイートが出たのは2018年1月17日。この発言が出る前に男性による被害のツイートがいろいろと展開されていた。

   そして、食事も、会話も、性行為も、「女を使って俺がキモチよくなりたいだけ」の自己満男はもう必要ない、との流れから飛び出した。「女性専用の街」があれば、夜の9時でも買い物に行けるし、深夜早朝勤務もできる。足音や自転車の車輪の音などに振り返らなくていいから、

「幸せすぎて涙出るね...。」

とツイートした。

   これが大きな反響を呼び、「女性専用」とかの文字を見たときの女性はどう感じるのか、という問い掛けがあり、

「『安心する』んだよ。泣けてくるだろ。女性は無意識にいつも男性を恐れて安心できてないんだよ」

というリプライがあった。また、

「見知らぬ男性を警戒する女性の気持ちを分かれと言っても難しいと思うが、女性は大抵生育過程で『襲われる、殺される』と思うような怖い目に遭わされている」
「文句言ってる男性の方々は男性による女性への犯罪が一切ない世界を造ってから出直していただきたい。実際に怖い思いしてる女の人が怖い思いをしたくないって言ってるだけだよね?」
「痴漢にあっても女性に触られるのは男性に触られるのよりはるかにマシだし、もし女性に襲われても男性に比べたら力で勝てる可能性あるから、女性だけの街の方が断然いい」

といった意見が寄せられた。また、男性から受ける被害とは別に、女性だけが訪れるショッピングモールがあれば楽しそうだ、とか、カワイイお店がたくさんできそう、といった感想も出た。

   ただし、反対意見のほうが圧倒的なのだ。

「女性である」ということはハンデなのですか?

   ツイッターや掲示板には、女性だけの街だと男の犯罪者の餌食になってしまう、全ての労働は女性だけでは成り立たない、時間が経てば必ず飽きる、といった否定的な意見が書き込まれ、女性しかいない空間が「ビクビクせずに安心して過ごせる場所」であると信じる根拠とは何か、といった疑問も出て、

「『不特定多数の男性に敵意や不信感を抱く女性達を保護する場』など国や行政は作れません、当たり前です」
「女だけど、賛成。こういう女たちだけ隔離してくれれば、普通の街が暮らしやすくなる」
「貴方にとっては『女性である』ということはハンデだと言うことですか?それこそ女性を軽視しているように思えますが」

などといったことが書き込まれた。そして、いつも「男」VS「女」のような対立構造になり、悪くない男性までも悪者に見られるのは悲しいし、男性が女性に近付くことすらはばかられるような風潮が一部でできていることが悲しい、と嘆いている人もいた。

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