合宿に参加するのは国家代表ではなくスキー協会所属の一般選手
中央日報は1月19日、
「五輪を控えた合同練習というが、参加の対象は国家代表ではなくスキー協会所属の一般選手だ。スポーツとはいかなる関係もない政治行事であることをそのまま見せている」
などとして、合意は五輪とは無関係な政治利用だとして非難。朝鮮日報は1月18日の社説で、
「国際大会を開催できるようなレベルにはない」
と、スキー場のスペックを疑問視した。
北朝鮮側も「反撃」した。朝鮮中央通信は1月21日、両紙を名指ししながら
「われわれが取っている措置と誠意ある努力に対して『隠遁国家を正常国家』に誇示してみようとする措置、『体制宣伝のためのもの』『偽装平和攻勢』と悪態をついている。はては、われわれが共同訓練のために提供する馬息嶺スキー場と葛麻(カルマ)空港(編注:スキー場の最寄り空港。元山=ウォンサン空港としても知られる)に対しては『古びて不備な設備』『危険な場所』などとけなしたあげく、誰それの『功績』宣伝のためのものだとあえて謗っている」
などと非難し、両紙の指摘は
「民族の統一的発展を阻み、外部勢力に漁夫の利を与えようとする反民族的行為としか見られない」
とした。