国交省に聞いてみたところ...
今回の発表を行った、国土交通省に尋ねることにした。
「不要不急の外出というのは、どこからなんでしょうか?」
水管理・国土保全局防災課災害対策室の担当者は、「やはり、人によって取り方は違ってくると思います」と説明する。
実際、「買い物」ひとつ取っても、「ちょっと控えよう」で済む人もいれば、状況などによっては「どうしても必要!」という人もいる。
「たとえば、『昔の友達と久しぶりに会う』というような話でしたら、それこそ来週にしていただいた方がいいと思いますが......。ただ、人によって違いはあるでしょうが、仕事や学校については基本的に必要なものだと思います」
その上で、どうしても外出しなくてはいけない場合には、車ならスタッドレスタイヤに替える、電車ならなるべく本降りになる前に帰る――そうしたことを呼びかけるために行っているのが、この「緊急発表」だという。
なお、緊急発表は国交省によるこの種の呼びかけとしては最も「強い」もので、年に数えるほどしか出されない(今年度に入っては初)。これより上となれば、自治体の首長による避難勧告クラスになってくる。
降雪は首都圏では帰宅時間帯にピークを迎えるとみられ、東京23区でも10センチの積雪が予想されている。「不要不急でない」外出を余儀なくされた方も、早めの帰宅が無難だ。