東浩紀「もういちどお会いしたかった」宮台真司「泣いています」
西部さんの訃報を受けて、ツイッターでは著名人から惜しむ声が相次いでいる。
元東京都知事の舛添要一氏は、
「30年前、東大改革に失敗して、村上、公文、西部、私の4人が辞表を出した。その後、『朝まで生テレビ』などで、保守陣営から、左翼の似非改革主義者と闘ってきた同志だ。悲しい。今は似非保守主義者と闘う時代なのに、貴重な思想家を失った。ご冥福をお祈りする」
と哀悼の意を表した。
批評家の東浩紀氏も、
「いちど長い会話をしたことがあったけど、あれももう10年以上前。もういちどお会いしたかった。心より、ご冥福をお祈りいたします」
とツイート。社会学者の宮台真司氏も
「悲しくて泣いています。かつて僕と激突して番組を退席された後、先生は楽屋で最後まで待っておられて僕を励ましてくれました」
とつぶやいた。
保守論壇に詳しい著述家の古谷経衡氏は、
「ネット右翼に全く媚びず、保守とは何かの神髄を説き続けた偉大な思想家であったが、後進が存在しない以上、保守言論界における痛手は極めて大きい」
と説いた。