「スタンプを送るだけで平均日給3万円」「LINEで友達追加をするだけでお金がドンドン増えていく」――こうした「LINEを使うだけで簡単に稼げる」とうたう、正体不明の勧誘がネット上で蔓延している。
そんなうまい話、本当に存在するの? 運営側も警戒を強めるこうした謎の「LINE副業」、申し込むと何が起こるのか。J-CASTニュース記者が実際に応募し、その正体を探った。
まとめサイトやアプリなどに広告出稿
「こんなビジネスがあるって知っていましたか?」
「1日たったの5分でOK! いつも使っているスタンプを送るだけ」
「平均日給3万円の安定収入」
「スマホ、パソコンがあれば、だれでも簡単にリッチ生活をスタート!」
まとめサイトやアプリに掲載されたバナー広告をクリックすると、表示されるのは「スタンプビジネス」を名乗るサイトだ。ポップなデザインのページには、「誰でもできる」「簡単」「リッチ」といったフレーズがこれでもかと並ぶ。
その内容を信じるなら、「ビジネス」の内容はとても単純だ。ユーザーは普段使っているLINEのスタンプを、「いつもともだちと会話しているように」運営側に送信するだけ。すると、すぐに現金が振り込まれるという。上にもある通り、その「平均日給」は3万円にも達するとしている。
なぜ、スタンプを送るだけでお金がもらえるのか? あなたも当然、そう思ったことだろう。スタンプビジネスはその理由を、以下のように説明する。
「LINEスタンプを作成して生計を立てているクリエイターの方に参考として情報を提供しております。
『普段、LINEユーザーの方がどのようなタイミングでどのようなスタンプを利用しているのか』
その情報を提供することにより、クリエイターの方からインセンティブが発生します。ですので、いつも通りLINEを利用するだけで自然と収入を得ることができてしまうんです」