2018年1月18日24時から放送されたニッポン放送「ミューコミ+」で、21日のライブでの「卒業」を控えたももいろクローバーZの有安杏果さんのインタビューが放送された。
2010年から同番組に出演するなど、以前から交流のある吉田尚記アナウンサーに対し、有安さんは「疲れた」と語るなど、卒業についての本音をこぼした。
芸能界から「1回距離を置きたい」
放送の前日、18日に行われたという「最後のインタビュー」は5分ほどで、吉田アナが有安さんに対し、「卒業」や「アイドル」についてなどを聞いた。
有安さんは、
「ももいろクローバーZの有安杏果です」
とあいさつすると、芸能活動から距離を置くことを自分の言葉で改めて語った。
「自分の中では引退と言うよりは卒業」
「芸能界は、人によってどこまでが芸能で、どこまでが芸能じゃないか違う」
と話し、今後の人生に縛りが生まれるかもしれない「引退」ではなく「卒業」と表現した理由を語った。また、復帰を期待されることから、「お休み」とするのも避けたという。
吉田アナから、芸能界が嫌になったか、という質問を振られると、
「疲れた、って感じです。1回距離を置きたい」
と、子役時代から22年間を芸能人として過ごした心境を吐露した。
今後の活動については、「普通の女の子になってみないと分からない」と、ブログでも使われた「普通の女の子」という言い回しを使い、未定であると話した。
その後、番組のエンディング曲として有安さんがリクエストしたのは、ももいろクローバーZの「コノウタ」だった。
「後向きではないことがわかって良かった」
番組でインタビューが放送されると、ツイッターでは多くのファンが反応し、
「昨夜のラジオで、音楽を捨てるとかそんな後向きな卒業ではないことがわかって良かった」
「『卒業』にこだわった意味がわかった ただ、本当に時間が無いんだなってのが伝わってきたのが残念、仕方ないか、、、」
「モノノフ想いのももかの事、疲れた表情を見せたくない思いもあったのだろう。卒業という決断も勇気のいる事、心が壊れてしまう前に卒業できて良かった。いつまでも自分らしく素直に今後の人生歩んで欲しい」
といったコメントが投稿された。
なお、有安さんの卒業公演となる21日に千葉県の幕張メッセで開催される「ももいろクローバーZ 2018 OPENING ~新しい青空へ~」は、インターネットテレビAbemaTVの「AbemaPremier」で生中継されることが、19日発表された。