宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2018年1月18日、イプシロンロケット3号機の打ち上げに成功したことを発表した。17日に打ち上げ予定となっていたが、天候不順で18日に延期となっていた。
イプシロンロケット3号機は、雲があっても電波を用いることで地表1メートルの物体を識別できる、高性能の小型レーダ衛星「ASNARO-2」を搭載している。
JAXAのウェブサイトによると、将来ロケットの打ち上げが日常的なものになることを見込み、イプシロンの開発にあたっては打ち上げコストの低減や打ち上げシステムのスリム化を図った。今後の小型衛星の需要の拡大や多様化に対応するため、改良に取り組んでいるという。
今回の打ち上げはイプシロンロケット試験機(13年9月)、イプシロンロケット2号機(16年12月)続き、3回連続での成功となる。