「ダイバーシティ社会の在り方」訴えたい?
J-CASTニュース編集部が取材を申し込むと、橋本事務所から回答が寄せられた。
まず、件のアカウントは「橋本琴絵事務所広報スタッフ」が主に運営しているものだという。また、軽い口調も交えたその投稿については、希望の党の支持率が低迷する中で、「ありきたりの表現方法では国民の皆さまへ政策を訴えることはままならない」との認識から、
「スタッフ一同で多角的な検討した結果、橋本琴絵が20代の女性という属性を考え、『(私どもの考える)政治的関心のない20代女性と同じような表現方法で訴えれば政策や主張を効率的に訴えることが出来るのではないか』と考え、同年代の女性たちのツイート表現を総合的に勘案し、『国民目線での主張、政治家特有の上から目線ではなく、国民の皆さまと対等な視点、むしろ国民の皆さまを見上げる視点で政策を訴えたい』との結論から、このような形となりました」
と説明する。
問題の「ネアンデルタール」論については、ネアンデルタール人の遺伝子が現在の人類にも伝わっているという上述した近年の研究を踏まえ、以下のように「真意」を語る。
「2パーセントから4パーセントの(ネアンデルタール由来)遺伝子が、私たちにどのように影響しているのか、それとも全く影響していないのか、といったことは研究中・未知数のものでございます。このことから、あえて人類とは別種とされる『ネアンデルタール』との概念を出すことにより、ダイバーシティ社会の在り方や、他者との違いを認め合う共生社会の在り方について、皆さまと意見を深めるきっかけになればとの思いから、このような運びになりました」
また、批判に対しては「様々な指摘があることを真摯に」受け止めているとし、「今後ともその分野の専門家の指導を受けつつ、より情報の正確性の向上に努めたく思っております」とした上で、「人種差別」との指摘には、
「一般的な分類学の定義より、ネアンデルタールは『人種(ホモサピエンスの一種)』にあたるとする科学的理由はいまだ無いことから、人種差別にあたる合理的理由もないものと私どもは考えております」
と反論した。