新駅のホーム部分は「コンクリートむき出し」、まだ線路がない部分も
相鉄の滝沢秀之社長は、
「このまま何もしなくても、生産年齢人口が減っていく。離れ小島で閉ざされた路線だと限界がある」
「残念ながら、まだまだ知名度が低いという調査結果が出ている」
などと厳しい現状認識を示しながら、都心への乗り入れを機に沿線の人口増につなげたい考えだ。
「こういった特徴ある車両を投入することで、まず知っていただくことを考えている。その先に『相鉄沿線にはこんなことがある』と発信し、沿線に住みやすい、仕事しやすいことをアピールしていきたい」
都内乗り入れのための連絡線は地下に建設され、途中には羽沢横浜国大、新横浜、新綱島の3駅が建設される。この日は羽沢横浜国大駅の状況が報道陣に公開された。地上部分の建物はレンガ調のタイルが貼り付けられるなど外装工事が進行していた。地下のホーム部分は、トンネル自体は完成しているものの、内装工事はこれから。壁や床はコンクリートがむき出しの状態で、レールもまだ敷かれていない部分があった。連絡線と同じ19年度下期の開業予定だ。