カブキロックスのボーカル・氏神一番さんが2018年1月17日の「グッド!モーニング」(テレビ朝日系)に出演し、詐欺被害に遭った過去を告白した。
合計で8600万円にのぼるという被害額に、ツイッターでは驚きの声が上がる一方、氏神さんのトレードマークである白塗りメイクが「雑」なのではないか、というツッコミも入れられた。
「同窓会」にも気を付けろ
氏神さんはカブキロックスのボーカルとして1990年に沢田研二さんの「TOKIO」をアレンジした「お江戸‐O・EDO-」でデビュー。歌舞伎をイメージした衣装やステージパフォーマンスで注目を集め、現在でも年間多くのライブをこなしている。
17日の「グッド!モーニング」に登場した氏神さんは、これまでに3件の詐欺にあったことを告白。いずれも「長年の友人」だったこともあり、他人を信じるかどうかは「難しい問題」と話した。
最初の詐欺被害は95年。最高月収1000万円だったというほど調子が良かった当時、友人からもつ鍋屋に誘われ、資金として1600万円を預けたという。友人が開店準備をしていたはずが、開店日になってもモツが届かず、その場で閉店となったと語った。
氏神さんは、
「オープンしてガラガラ。一瞬で終わりました」
と、シャッターを下ろすしぐさをしながら当時を振り返った。
その後、もつ鍋の反省から今度は自らも店に立つカフェバーを98年にオープンしたところ、ツアー中の留守を任せていた店長が友人に無銭飲食をさせた2000万円を失い、2003年には音楽学校に5000万円を投資するも経営破たんしたために回収できずと、総額は8600万円に上ると語った。
それ以外にも、少額ではあるというが中学の同級生にもお金をだまし取られたことを明かし、
「同窓会は気を付けた方がいい」
と警告した。
氏神さんは番組放送後にブログを更新し、放送内容を踏まえてか、
「これからは『貯金』ではなく『貯信』の時代で御座る! 常識のアップデートを止めてはならない! いざ御免!」
と信頼の重要性をコメントした。