「受験生に不安を与えないため」声明
そんな中で大学側が発表したのが、冒頭の文章である。「吸収」を否定するとともに、「『学際性』と『国際性』を両輪として、学生本位の視点に立って教育の質の向上を図るための教育システムの改革」に取り組んでいるとした上で、「詳細については現在検討中」であるとしている。
J-CASTニュースの取材に対して12日、筑波大は異例の発表の理由をこう説明する。
「インターネットの誤った情報について、受験予定者から問い合わせがありました。入試を直前に控えた大切な時期でもあり、受験生に不安を与えないため、今回の措置を取りました」
一方、問題の投稿にあった人文社会系について、「他分野への吸収、あるいは統合の予定は当面ないのか」と尋ねたところ、教育システムの改革を「現在検討中」であり、「それ以外の回答は差し控えさせていただければ」。具体的な改革内容については、「来年度に計画の概要を公表することを念頭に置いて、検討を進めています」とした。