「やせいのヒグマが遊びに来ました。中に入れてあげましょう!」という恐怖のメッセージから始まるスマートフォン向けゲーム「くまといっしょ 恐怖のクマ育成ゲーム」が、2018年1月11日の夕方ごろからツイッターユーザーを中心に大きな話題になっている。
制作したのは、ソーセージで戦う格闘ゲーム「ソーセージレジェンド」でもネットで話題になった「ミルク」(東京都豊島区)。その社長で開発者の谷忠紀さんに、ユニークなゲームを連発する背景を取材した。
野生のヒグマとほのぼの?生活
2018年1月8日にアンドロイド版、11日にiOS版が配信された「くまといっしょ 恐怖のクマ育成ゲーム」の告知ツイートは11日夕方から爆発的にリツイートされ、12日昼ごろには8000回近くリツイートされている。また、一般ユーザーがチュートリアル部分を動画で投稿したツイートも話題を呼び、そちらは1万回以上リツイートされ、それ以外にもプレイしたユーザーから、
「また熊に2回ぶっ叩かれて本日2回目の集中治療室入りしたった...」
「くまといっしょ笑いとまんねえwwwwww」
「インストールしたけど中々面白いかも」
といった感想が多数投稿されている。
ゲームの主役は「野生のヒグマ」。「やせいのヒグマが遊びに来ました。中に入れてあげましょう!」というメッセージでゲームはスタートし、餌や遊び道具、睡眠など、育成ゲーム的な要素が解説される。無料で楽しむことができる。
しかし、相手にするのはペットではなく野生のヒグマであるため、攻撃にタイミングを合わせてタップし、防御するという操作も含まれている。防御をミスするとプレイヤーはダメージを受け、ゲージが減り過ぎると入院してしまうという厳しさもある。加えて野生であるためか、「なかよし度」も中々上がらないようになっている。
記者も実際にプレイしてみたところ、ある程度の時間放置するとヒグマの機嫌が悪くなり、アプリを起動すると攻撃をしかけてくるようになるなど、一般的な育成ゲームとは一線を画していた。
制作した「ミルク」は、以前にソーセージを使って闘う「ソーセージレジェンド」でネットで話題になった会社だ。画面を長押しして離すだけというシンプルな操作で遊べ、様々なソーセージが3Dでブルンブルンと動く様子が注目を集めた。こちらはガチャ要素もあり、世界各国の様々なソーセージを新たな武器として手に入れることもできる。
そのため、「くまといっしょ」に困惑しつつも、制作したのが「ソーセージレジェンド」と同じ会社であると知ると、
「狂気に満ちてると思ったらあの一世風靡したソーセージレジェンドと同じデベロッパーだと知って納得したw」
「何がいいって、デスクトップにソーセージレジェンドがあるところだよ。 絶対に面白いでしょう」
「くまといっしょ、ソーセージレジェンドと同じとこで作ってるから熊にあげる餌のソーセージがすごい見覚えある感じ」
といった反応も寄せられた。